看護師として働く中で、腕時計をつけている看護師は結構います。
すぐ時間を確認したり、点滴の滴下をあわせるためであったり。
仕事を効率的に行うためにも時計は必要ですが、腕時計は勧めません。
なぜ腕時計をつけないほうが良いのでしょうか?
看護師が腕時計をつけないほうがいい理由
感染対策



一番の理由は感染対策のためです。
防水の腕時計ごと手を洗っている人を見かけます。
しかし、腕時計の内側や時計自体についた汚れはあまり落とせません。
手を洗う度に腕時計も入念に洗っている人は見かけません。
病院には様々な菌やウイルスがいます。
それなのに腕時計や手首を不潔にしたまま自宅には帰りたくありません。
公私共に同じ腕時計を使っている人は、その不潔な腕時計を外出する時も身に着けていることになります。
単純に不潔な腕時計を身につけるのが嫌というのもあります。
患者さんを傷つけないため



患者さんを傷つけないためにも腕時計はつけないほうがいいです。
普段移乗をする時は気にならないかもしれませんが、皮膚が脆弱な方の移乗を行う時は、なにかの拍子に腕時計が擦れて傷を作ってしまうかもしれません。
急いでいたりすると力任せに移乗してしまうこともあるかもしれません。
そうしたリスクを抑えるためにも腕時計をつけないほうがいいです。






仕事をする上で時計は必要
時間で仕事を行わなければならないので、手軽に時間を知る手段は必要になってきます。
また、点滴の滴下を合わせるためにも必要です。
私は腕時計ではなくナースウォッチを使用しています。
ポケットにつけて、時計自体はポケットの中に入れていることが多いです。
そうすると不潔になりにくいし、移乗の際も邪魔になりません。
腕時計をポケットの中に入れておくでも全然いいと思います。
それでも腕時計がいいという方は
防水機能がついていて、アルコールで拭いても問題ないものをおすすめします。
仕事で使う腕時計は持ち帰らず、仕事用と決めるのも良いでしょう。
手洗いでも、手に洗い残しはたくさんできてしまいます。
腕時計も入念に洗ったり拭き上げないと不潔なままになってしまいます。
アナログの腕時計だけでなく、最近はアップルウォッチを利用している看護師もよく見かけます。
看護師がアップルウォッチを利用するメリット・デメリット
アップルウォッチで、看護師の業務を効率化できるアプリなどももちろんあります。
メリットとしては
- 電卓機能
- 電子だが秒針付き
- 点滴の滴下をあわせるアプリがある
- バイブのみのアラーム機能
- ライトとして使うことができる
- 防水機能
様々な機能があるので、仕事の効率化のために利用している人も増えているようです。
しかし、値段が高く付くことや、不潔になってしまうというデメリットもあります。
アップルウォッチを使っている人は大抵公私共にその時計を使っています。
値段や、高価な時計が汚れることがあまり気にならない人には便利なアイテムになってくれます。
感染対策のため、そもそも腕時計がダメな病院も
病院によっては腕時計をつけて業務することを禁じている場所もあります。



腕時計をつけて仕事をしていいかまず確認することが必要になってきます。
腕時計を禁止する病院があるほどなので、看護師として仕事するなら腕時計をつけないのがベターかなと私は考えています。
仕事のスタイルやその人その人のやり方があると思うので、絶対つけるなとはいいません。
しかし、私個人としては、感染面や安全面から腕時計をつけないことをおすすめします。
看護師におすすめの時計は
働く上ではナースウォッチがおすすめです。
病院では感染面や安全面で腕時計はおすすめできません。
体力を使う部署では動き回っていつの間にか破損してしまうなんて可能性もあります。



そうようなことを考えると、安価でポケットなどにつけることができるナースウォッチがおすすめです。
便利だからアップルウォッチを利用するというのももちろんありだと思います。
電卓や時計の役目を果たしてくれるので、ポケットを圧迫しなくてすむというメリットもありますので。
アップルウォッチを使う場合は、業務終了後にアルコールでしっかり消毒して持ち帰りたいですね。
時計一つで細かいかもしれませんが、こうした小さいところも気をつけていきたいですね。





