看護師に向いていない人って?働いてわかった看護師の適正

  • 2022年10月4日
  • 2022年10月4日
  • 看護

看護学生時代に教員や指導看護師にいろんな指導を受けてきました。

そんな中で自分は看護師に向いていないんじゃないかと感じることが多々ありました。

そんな私も看護師になりいろんな看護師をみてきました。

実際に働いて、看護師の適正というのがわかってきました。

看護師に向いていない人、向いている人についてまとめていきます。

看護師に向いている人

  • 体力・精神力ともにタフな人
  • 打たれ強い
  • 自己学習を続けていける人

この3がとても重要です。

体力・精神力ともにタフな人

看護師は体力も精神力も必要です。

体力面

看護師は結構な肉体労働で、動き回らなければなりません。

ハードな一日のスケジュールをあっちこっち移動しながら行わなければなりません。

患者の移乗に力を使うのもそうだし、オペ室や検査室、薬剤室などいろんな場所へ動き回らなければなりません。

 
ゆうひ
整形外科病棟にいた時は入退院が激しいことや、オペも何件もあって、一日終わる頃にはくたくたでした。
 
ゆうひ
オペ後の患者さんの移乗やトイレ介助も頻度が高く結構体を使います。

男の看護師でも十分疲れてしまうので、女性の看護師さんも相当大変だと思います。

また、看護師は交代勤務の場合が多いので、体調を崩しやすいです。

そうした勤務もやっていける体力が必要になってきます。

精神面

新人の頃は先輩看護師や医師、多職種の人にたくさん迷惑をかけてまぁ怒られます。

それだけでなく、患者や患者家族の理不尽なクレームももちろんあります。

すべてを真に受けていたら体が持ちません。

怒られようが失敗しようが気持ちをどんどん切り替えていけるタフさが必要になります。

打たれ強い

上にも上げたように新人の頃はめちゃくちゃ怒られます。

どんなに学生時代優秀だった人もいろんなことで怒られます。

その現場ならではのやり方だったり、教科書通りなんでも現場でできるわけではありません。

理不尽に怒られることもよくあります。

そんな環境なので、打たれ強いでないと続けていくのは苦労します。

上手くストレスのはけ口を作ってあげることも大切になってきます。

自己学習を続けていける人

看護師をやっていて、少しは慣れたかなと思ったら部署異動なんてことも全然あります。

部署が変わると必要な知識も変わってきます。

部署が変わらずとも医療は発達していくので、継続的な学習が必要になってきます。

質の高い看護を提供するためには継続学習が必要になってきます。

学習を続けることが苦でないのであれば看護師に向いています。

看護師に向いていない人

  • ストレス発散を上手くできない人
  • 完璧主義の人
  • 協調性がなくコミュニケーション能力が低い人

ストレス発散を上手くできない人

勤務の不規則さや多忙な業務、命を預かる責任の重さ。

チームで動いているため、どうしても一緒に仕事をしたくない人もでてきます。

看護師の大多数はストレスフルで働いています。

そのストレスをうまく発散することができなければ体をすぐ壊します。

看護師を続けていくために必要なのは、ストレスに対してどう対処できるかが重要になってきます。

美味しいものを食べる、旅行する、趣味に没頭するなどでストレスを上手く発散しましょう。

完璧主義の人

完璧主義だと自分のできないことがすごく多く大きく見えてしまいます。

あれもできていない、これもできない。周りはできているのに。と考えてしまうとストレスを余計にためてしまいます。

「怒られたけどまあ十分できたでしょ」くらいのメンタルでいないとストレスに耐えきれず潰れてしまいます。

ストレスが多い職種だからこそ、ストレスをためにくい考え方が重要になってきます。
 
ゆうひ
私は完璧主義な気質があったので、1年目はほんとに辛い日々でした。

先輩看護師に指導されたことが帰ってからも頭の中でぐるぐる回っていました。

「あれもできていない、これもできていない。もっと勉強しなくちゃ。」と

余計に自分を苦しめていました。

私の同期は先輩看護師に凄い怒られ方しても退勤する頃にはケロッとしていました。

それくらいとまでは言わずとも怒られてもどこかですっぱり気持ちを切り替える力が必要ですね。

 
ゆうひ
同期が言った「オンオフをしっかり切り替えないと。もちろん仕事がオフの時間ね笑」という言葉が私は心に残っています。

それくらいの気持ちでいれるほうがメンタル的にはいいなと感じました。

看護師の求人・転職・募集なら【看護のお仕事】

協調性がなくコミュニケーション能力が低い人

医療の現場はチームで動きます。

医師や看護師の他にも薬剤師やリハビリスタッフやソーシャルワーカーなど。

様々な職種の人たちと仕事を行っていきます。

円滑に業務が回るようにするためには協調性とコミュニケーション能力が必要になってきます。

どちらもないと業務をする上で結構厳しいです。

片方がないだけなら、周りがフォローしてくれたりするのでなんとかなったりします。

コミュニケーション能力が心配な方でも、仕事をしていく中で嫌でも鍛えられていくので、協調性があれば大丈夫です。

 
ゆうひ
だいぶ人見知りな性格だったんですが、業務する上では十分なほどコミュニケーション能力は鍛えられました。
 
ゆうひ
いろんな人と関わるのが嫌な私でもどうにかなりました。

のんびりとした性格の人は向いていない?

そんなことはないと断言します。

のんびりとした性格の看護師を何人も見てきましたが、そうした人たちは総じて患者さん一人ひとりに対する対応が丁寧でした。

ハードなスケジュールを素早く済ませないといけない現場では、周りからの目が少しきつくなるかもしれません。

 
ゆうひ
忙しい現場だと、仕事が遅い人の業務が仕事が早い人に回ってしまうので、疎まれやすくはなってしまうかもしれません。

しかし働く場所を選べばのんびりした性格の看護師も、とても良い看護師になれます。

患者さん一人ひとりに満足度の高い看護を提供できるという長所になります。

自分の性格にあった部署を選ぶことができれば自分だ短所だと感じてしまうところも長所になります。

のんびりした性格だけど救急とかに憧れる!という人であれば仕事をテキパキこなす訓練はどうしても必要になってきます。

命が関わってくる現場でのんびりできる暇はないので。

自分の性格と、自分が望む科をしっかり考えて行くことが、QOLを上げることにも繋がってきます。

働く場所の特徴を知ることが自分に向いている場所を見つけることに繋がる

看護師と一括りにいっても、働き方のスタイルは様々です。

病院と一言にいっても2次救急、3次救急、療養の病院、個人病院などあります。

病院だけでなく、働く場所は老人ホームや保育園、訪問看護など様々です。

献血ルームや検診センター、美容クリニックなど、健康な人が来る場所などもあります。

いろんな知識を吸収したい!テキパキ仕事するのが好き!という人は2次救急や3次救急に行ってみたり。

一人ひとりにしっかり向き合いたいなら訪問看護に行ってみたり。

働ける場所は病院だけではありません。

看護師資格を持っていれば、様々なところで働くことができます。

自分の長所を発揮できる場所で働きましょう。

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